2つには
- 「個人でeBayを利用するか」
- 「ビジネスでeBayを活用するか」
の違いがあります。
どちらも無料で登録できますが、使える機能やメリットが変わるため、eBayを利用する目的にあったアカウントタイプを選択しないと損をするかもしれません。
この記事では2つのアカウントの内「ビジネスアカウント」の作成方法やメリットについて解説していきます。
eBayビジネスアカウントと個人アカウントの違い
まずはビジネスアカウントと個人アカウントの違いをみていきましょう。
ビジネスアカウント
転売用に商品の大量購入であったり、オリジナル商品や中古品などの販売目的でeBayを利用する場合、ビジネスアカウントがおすすめです。
ビジネスアカウントでは、個人アカウントでは活用できない機能があったりメリットが多くあります。
そのため長期的に考えて、収益を出すのが目的なら、はじめからビジネスアカウントで開設するのがいいでしょう。
ビジネスアカウントを開設するメリットについては「eBayストア登録のメリット&登録方法をまるっと解説!」を参考にしてみてください。
個人アカウント
個人アカウントは、私物で不要になったものを取引する人向けのアカウントです。フリーマーケットをイメージしてもらえればいいでしょう。
しかし将来的に中古品を営利目的で取り扱う予定がある際は、古物許可証が必要になります。
この許可証がないまま中古品売買で利益を得てしまうと「3年以下の懲役または100万円以下の罰金」の罰則があるので注意が必要です。
また個人とは、開業届を持っていない個人の人を指します。
ゆえに営利目的ではなく、フリマ感覚で不用品を出品するなら個人アカウントで十分といえます。
eBayビジネスアカウントを利用するメリット
どちらでも商品の売買ができるなら、個人アカウントでも問題ないのでは?と思われる人もいるでしょう。
しかしビジネスアカウントを利用すると、次のようなメリットがあります。
- 商品を購入してもらえる可能性が高まる
- 法人名が表示される
それでは詳しい内容をみていきましょう。
商品を購入してもらえる可能性が高まる
ビジネスアカウントで作成すると、ビジネスの幅がグンと広がります。
主にビジネスアカウントでは次のようなことが可能に。
- オリジナル商品の販売
- ビジネス用に大量買い付けができる
- eBayに登録してないユーザーにも販売できる
上記の中でも一番のメリットは「ゲストユーザーにも商品を売れる」点です。
個人アカウントでは、eBayに登録していないユーザーが商品検索をしても出品している商品が表示されません。
しかしビジネスアカウントで商品を出品していれば、登録していないユーザーが検索した場合でも商品が表示されるので、ビジネスの幅が広がるのです。
法人名が表示されるようになる
eBayのビジネスアカウントを作成すると、商品を出品した際のすべての取引(商品公開画面、請求書や顧客とのメールなど)に自社名を記載できます。
個人名で売り込むよりも、法人名が記載されていたほうが信頼性が高まります。
なぜなら、ビジネスとしてきちんとeBay売買をおこなっている、というアピールができたり、印象に残るような企業名にすればユーザーに覚えてもらいやすくなったりするからです。
ゆえに法人名を記載してビジネスができることは大きなメリットであり、収益を得るためにはビジネスアカウントの開設は必須といえるでしょう。
eBayビジネスアカウントの登録方法
ここでは以下の手順でビジネスアカウントの登録方法を解説していきます。
- サイトにアクセス
- 必要情報を入力
- 登録メールアドレス認証
- ユーザー名の設定
したがって、英語が苦手という人は、画像付きで解説していますので、参考にしながら進めていきましょう。
1.サイトにアクセス
出典:eBay公式サイト
- ebay.comにアクセス
- 画面左上の「register」をクリックする
2.必要情報を入力
すべてローマ字表記で入力することを忘れないようにしましょう。
- 登録する企業名を入力
- 登録するアドレスを入力
- ログイン用パスワードを6文字以上の英数字で入力する
- 企業の所在地を選択
- 利用規約を確認後「Create account」をクリックする
3.メールアドレスを認証する
必要情報を入力して「Create account」を押すと、登録したメールアドレスにコードが届きます。
- 届いたコードを入力して「Verify」をクリック
4.メールアドレスを認証する
- 6文字以内の英数字を入力(eBay IDの設定)
- 「Continue」をクリックで完了
eBay IDはいつでも変更が可能で、とりあえず「Skip」する場合は任意のユーザー名が付与されるので、後から変更しましょう。
またアカウント開設については「eBayの登録方法を画像で全て解説|セラーアカウントの作り方!」「Payoneerの登録方法|eBay輸出の準備を整えよう!」こちらも参考にしてみてください。
アカウントの切り替え方法
eBayでは
- 個人用アカウント「Individual」
- ビジネスアカウント「Business」
の2つがあります。
それぞれのアカウントタイプはいつでも確認できたり、切り替えが可能です。
それぞれの方法をご紹介します。
現在のアカウントを確認する
現在のアカウントタイプを確認する方法は以下の通りです。
- My eBayにログインして「Account」タブをクリック
- 「Personal Info」の「Business info」をクリックする
- 「Account type」に表示されている内容で現在のアカウントが確認できる
複数のアカウントを持つと、現在どのアカウントで出品等しているのかわからなくなる、といったケースがあります。
個人アカウントからビジネスアカウントへ切り替え
最初はフリマ感覚で出品していたけど、本格的にeBayでビジネスをしたいと考え始めたら、個人アカウントからビジネスアカウントへの切り替えましょう。
手順は以下の通りです。
- 「My eBay」にログインする
- 「Account」タブの左側にある「Personal Information」をクリック
- 「Account type」の左側に表示される「Edit」を選択する
- 変わった画面先で、ビジネスアカウントで使用する名前を入力
- 「Change to Business Account」をクリックで完了
ビジネスアカウントに切り替える前には「開業届」の提出が必須なので、忘れないようにしましょう。
またeBayでの輸出の始め方については「eBay輸出の始め方|個人輸出で儲かる3つのステップとは?」をご覧ください。
ビジネスアカウントから個人アカウントへ切り替え
これまでビジネスとしてeBayを活用してきたけど、これからは個人的な不要品しか出品しない場合や、購入専門として利用する場合には個人アカウントへの切り替えを検討してもいいかもしれません。
手順は以下の通りです。
- 「My eBay」にログインする
- 「Account」タブの左側にある「Business Information」をクリック
- 「Account type」の左側に表示される「Edit」を選択
- 変わった画面先で「Individual Account」をクリックして完了
ビジネスアカウント利用料
プラン内容によって月額料金が変わるので、下記を参考に検討してみてください。
出典:料金について
eBayでは初期費用はかかりません。
しかし出品から取引に関する手数料が4種類あります。
出典:料金について
- 「出品手数料」
- 「落札手数料」
- 「海外決済手数料」
- 「ストア手数料」
これら4つの手数料は、eBayでビジネスをするうえで収益にも大きく関わってくる費用なので、利益を出すためにも以下に安くするかが大切なポイントになってきます。
利用料・手数料については、コチラをご覧ください。
eBayビジネスアカウントの作成方法を知ろう!
この記事ではeBayビジネスアカウントの作成方法を解説しました。
ゆえにeBayで輸出業ビジネスを考えているなら、ビジネスアカウントの開設が必須といえるでしょう。
しかしeBayでのビジネスは、為替の影響を受けたり税について専門的知識が必要になります。
そのため輸出業ビジネスをはじめるなら専門家に相談するのがおすすめ。
タックスボイスでは、税理士の無料紹介サービスを行っており、専門的な知識をもとにeBayのさまざまな相談に乗ります。
まずは相談して専門家のアドバイスをもらいながらビジネスをはじめてみてはいかがでしょう。