このような疑問をお持ちではないでしょうか?
eBayは世界に約1.6億人の利用者がいるインターネットオークション形態の1つ。
簡単なステップ踏むだけで個人でもビジネスが始められるので、個人事業主としてビジネスを始めたり、副業としてやったりする人が増えています。
この記事では、eBay輸出の始め方について解説していきますので、検討している人は参考にしてみてください。
eBay輸出を始めるために知っておくべき5つのこと
eBay輸出を始めるために、まずは以下の点について理解しておきましょう。
- アカウント作成
- 各種手数料
- 問い合わせ方
- 為替の影響
- 海外発送のしくみ
知識がないままいきなりeBayを始めてしまうと、せっかく商品が売れても損をしてしまうかもしれません。
そうならない為にも、事前に輸出業について勉強しておくと良いでしょう。
1.eBayでは3つのアカウント作成が必要
eBay輸出を始めるためには以下の3つを開設する必要があります。
- 【購入用アカウント】
- 【出品用アカウント(セラーアカウント】
- 【Payoneer(ペイオニア)アカウント】
①購入用アカウント
eBayで商品を買うだけなら購入用アカウントのみの開設で問題ありません。
しかし購入用アカウントだけでは、販売や販売時の売上の受取ができませんのでご注意ください。
②出品用アカウント(セラーアカウント)
eBayで商品を販売するためにはセラーアカウントの開設が必須です。
セラーアカウントを開設するためには、購入用のアカウントを最初に開設しておく必要があります。
③Payoneerアカウント
eBayで商品を販売した際に発生した売上金を受け取るには、決済用システム「Payoneerアカウント」の作成を行う必要があります。
eBayに溜まった売上金は自動的にペイオニア溜まり、国内の銀行に送金される仕組みとなっています。
そのためアカウント開設時には銀行口座の登録が必要になりますので、事前にご準備ください。
2.eBayでは各種手数料がかかる
eBayでは、購入用アカウント作成時に初期費用はかかりません。
しかし出品から取引については
- 「月額ストア費用」
- 「出品手数料」
- 「落札手数料」
- 「海外決済手数料」
が発生します。
また手数料の金額はプランによって異なり、6種類の中からプランを選択することが可能。
出典:【公式】eBayの越境ECで、国境を越え世界へ。|イーベイ・ジャパン(eBay Japan)ー料金について
プラン変更については、eBayストアのプラン変更手順|ストアレベルを最適化しよう!を参考にしてみてください。
3.困ったときの問い合わせ方法の確認
eBayで販売を続けていくと避けられないのがトラブル対策。
いざトラブルが発生したときにどこに問い合わせたらいいかわからない、となっては大変です。
eBayは英語表記なので「問い合わせフォームを探し出せない」「検索したけど情報が古くてわからない」など、自力で調べるのは難しいと感じる人も多いでしょう。
eBayカスタマーセンターへの問い合わせ」です。
最もスタンダードな方法は「
手順は以下の通りです。
- eBay公式サイトにアクセス
- 左上の[Help&Contact]をクリック
- 一番下までスクロールして[Contact us]をクリック
- 問い合わせに該当する項目を選択して次の画面へ
- [Email us]をクリックして問い合わせ内容を入力
- [Send]をクリックして完了
そのため英語がわからない人や始めたばかりの人にはeBay Japanが運営している販売サポートセンターから問い合わせするのがおすすめ。
ただし販売サポートへの問い合わせは事前に登録をしていなければおこなえません。
よって、始めたばかりの人はeBay Japan公式サイトへアクセスして登録を済ませましょう。
- ebayセラーポータルトップページへアクセス
- お問い合わせをクリック
- 問い合わせ内容を選択
- 問い合わせ内容を記入
- チェックボックスをチェック
- 送信するボタンをクリックして完了
eBayでトラブルになった際には参考にしてみてください。
4.輸出業は為替の影響を受ける
eBayはドルを取り扱う商売をしています。
そのため輸出業にとって「円高になれば不利」「円安になれば有利」といった為替の影響をダイレクトに受けるのです。
海外の人が購入してくれることが多いeBayでは、為替を理解していないといくら売上をあげても損をしてしまう可能性も。
そのため為替についてしっかりと理解し、日々チェックする習慣が必要です。
これまで何度も円高円安のサイクルを経ているので、これからも絶対安定するとはいえません。
よって為替の影響を受ける可能性が高い、ということを念頭においてビジネスを進めましょう。
5.海外発送のしくみを理解する
eBayは世界中にユーザーがいるので、海外のさまざまなところへ商品を発送します。
そのため国内への発送方法と異なる点がある場合があるので、注意が必要です。
送料が国内への発送より高かったり、海外へ輸出できない商品があったりと、事前確認は必須といえるでしょう。
送料は利益にも繋がる大切なことなので、ある程度シミュレーションしておくのがおすすめです。
eBay輸出の始め方!最初にやることリスト
- 古物商許可証
- 開業届
- 事業専用銀行口座とクレジットカードの用意
- アカウントの作成
それぞれについて詳しくみていきましょう。
①古物許可証
物許可証とは、中古品をビジネスとして売買するために必要な許可です。もともとは盗難品の売買や交換を操作するために儲けられたもの。
古物許可証を持たずに中古品売買のビジネスをおこなうと「3年以下の懲役または100万円以下の罰金」の罰則があります。
したがって、eBayで中古品を取り扱う予定のある人は必ず許可証の申請をおこないましょう。
②開業届
eBayをビジネスとして長期的に継続するのであれば、開業届を提出したほうがメリットを得られます。
①屋号をもてる | 家業届を出せば屋号を持てるようになり、事業主が自由に決められます。
しかし法人と勘違いされるような「株式会社」や「有限会社」のような屋号は禁止されているので、注意しましょう。 屋号を持てばビジネス専用の口座を開設できるので、仕事とプライベートの口座を分けられます。 |
---|---|
②青色申告が可能 | 青色申告とは、開業届を提出している個人事業主のみがおこなえる申告方法です。
通常の白色申告に比べて、節税効果が高いのがメリット。 eBayで収益を上げる予定ならば、今後の節税対策のためにも、開業届を提出して青色申告ができるようにしておくのがおすすめです。 |
開業届を提出すると上記のようなメリットが得られますが、開業届を提出していなくてもeBayでもビジネスはできます。
そのため、ある程度収益がでてから開業届を提出する人もいるようです。
③eBay事業用銀行口座とクレジットカードの用意
eBayで本格的にビジネスを始めるなら、プライベートの口座やクレジットカードとは分けて収益を管理したほうがいいでしょう。
収益が少ないうちは問題なくても、稼げるようになってくると収益や費用がプライベートのものと混同してしまい、申告時に大変な思いをします。
そのため輸出業に本格的に取り組むのであれば、事業用の口座とクレジットカードの用意をしておいて損はないでしょう。
④アカウント作成
- 購入用アカウント
- セラーアカウント
- Payoneerアカウント
まずは3つのアカウント開設をしていることを確認して出品開始となります。
アカウント開設方法はeBayストア登録のメリット&登録方法をまるっと解説!を参考にしてみてください。
eBay個人輸出で儲かる3つのステップ
ここではeBayで儲かるための3つのステップをご紹介していきます。
step1.需要をリサーチして出品する商品を決める
eBayの過去の落札情報から、需要のリサーチをしましょう。
売りたい商品のカテゴリーから「出品終了商品」を確認すると、これまで落札された商品を確認できます。
落札された商品は需要が高い傾向にあるので、仕入れの参考にしましょう。
step2.人気セラーを参考にする
初めてeBayで商品を売る場合、どんな商品を売ったらいいのか検討もつかない、という人もいるでしょう。
そんなときは、出品数が多く、またよく落札されている人気のセラーを参考にしてみてください。
まずは出品している商品を参考にして、どんなものが売れているのかコツがつかめてきたら、自分なりの仕入れをしてみるのも良いでしょう。
step3.競合の価格を考慮する
eBayで儲けるためには価格設定も重要なポイントです。
eBay利用者の多くは他サイトよりできるだけ安く商品を買い求めたいと考えている人が多いです。
初心者のうちは実績がないため、ユーザーが不安に思いなかなか落札に至らないケースがあります。
そのためある程度実績を積むまでは、競合よりも少しだけ価格を下げるなどの工夫をするのがおすすめです。
【まとめ】eBay輸出を始める際は税金もセットで考える
この記事では、eBayの始め方についてご紹介しました。
はじめてeBayで輸出業をはじめる場合、わからないことだらけで不安になりますよね。しかし正しいステップを踏むだけで、簡単にeBayでビジネスが始められるんです。
一方で長期的にeBayでビジネスをするのであれば、申告や消費税還付など専門的知識も必要になってきます。
そのためしっかりと知識と経験がある税理士と顧問契約を結ぶのがおすすめです。
タックスボイスでは無料で税理士を紹介していますので、気になる方はぜひご相談ください。