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eBayの送料設定|送料無料や発送除外国を決定しよう!

eBayの送料設定の方法は?
eBayでかかる送料の無料設定や発送除外国設定とは?

 

eBayをスタートするにあたって、商品設定の次の課題は送料の設定です。

送料で売上が大きく変わるため、無視できません。

 

今回はeBayの送料設定のポイントや送料を無料にする設定、発送除外国の設定といったそれぞれ設定の効果的な使い方を解説します。

既存のページを改良することで売上アップを目指すことができます。

ぜひ最後までご覧ください!

 

 

eBayの送料設定基本の3つのポイント

eBayの送料設定には、たくさんの項目があります。それぞれを効果的に組み合わせてぴったりな送料を決定しましょう。

決定するために、まずは3つの基本的なポイントを紹介します。

①eBayはアメリカ基準

eBayは世界各国のユーザーに対して商品を販売するため、送料が高額になります。

距離の問題から「遠隔地手数料」や航空機の「燃油サーチャージ」が追加でかかることもあるため、送料負担は小さくありません。

そのため費用負担のバリエーションが多く、送料の設定に困ってしまうバイヤーも少なくないでしょう。

 

そこで登場するのがアメリカ基準です。

アメリカ基準とは、eBay利用者の約60%を占めるアメリカの送料を無料にする考え方のこと。

たとえば商品代金にアメリカの送料を含めて設定すれば、送料無料設定にすることができます。

その他の国はアメリカより送料が高ければその分をプラスし、反対にアメリカより安ければそのまま送料無料としておくといいでしょう。

②送料は重量で計算される

送料は基本的に商品の大きさや重さから計算した「容積重量」で決められます。

商品が大きければ必ず重いというわけではないからです。

 

また商品の実際の重さで送料を決める場合もあります。

たとえば日本郵便は、容積重量と実重量のいずれか重い方で運賃を算出しています。

 

輸出に利用する業者はどのように送料を計算しているか、確認して送料の設定をしましょう。

③eBay輸出の関税はバイヤー負担

eBayを利用し、商品が国境を超えると関税がかかります。

しかし関税とは輸入品にかかる税金なので、関税を負担するのはセラーではなくバイヤーです。

 

eBay輸出の関税は払う必要がある?それとも払わなくてOK?どっち? 今回はこちらの疑問にお答えします。 eBayのような越境ECサイトを運営していると関税に直面します。 関税が...

 

バイヤー側は送料とは別に関税が追加されるので、関税のことを知らないバイヤーから問い合わせを受ける可能性があります。

送料とは別に、関税がかかる可能性があることを伝えておきましょう!

 

eBayの送料設定方法をおさらい

eBayの送料設定方法を具体例を使っておさらいします。

まず送料は「Business policies→shipping policies」から設定します。

 

次に送料設定の3つの要素を紹介します。

eBayの送料設定3つの要素

eBayの送料は以下の3つを組み合わせて決定します。

それぞれとても重要な項目なので、最適な送料設定のために入念にリサーチしましょう。

①配送地域

配送地域がアメリカの場合とその他の地域の場合とで送料の設定方法が異なります。

その他の地域はフランスなど個別に設定できる国もあれば、アジアのように地域での設定になる国もあるので注意しましょう。

 

②配送手段

FedEx、DHL、日本郵便(SAL便、国際パケット、EMS)などの配送サービスのうちどれを使うかを設定できます。

それぞれの特色を活用して最適なサービスを選びましょう。

 

③配送料金

送料無料や地域別送料を設定できます。

ただしeBayでは出品ごとに送料を決定できません。

あらかじめ作っておいた送料のパターン(Shipping Policyといいます)を出品ごとに選択して送料を設定します。

 

eBayの送料設定の具体例3つ

配送地域、配送手段、配送料金を組み合わせて自身のビジネスに合った送料を設定できます。

しかし設定の自由度が高い分、初心者のころはどのように設定すればいいのか迷ってしまいます。

そこでまずはeBayのサイトに示されている送料設定の3つの具体例を確認しておきましょう。

 

①A:送料無料設定→設定が簡単

配送料金を「Free shipping」や「Cost 0」にすることで送料を無料に設定できます。

 

②B:配送地域ごとに送料を分ける設定→より詳細な価格設定が可能

配送地域を詳しく設定して配送料金を設定します。送料の高い地域や低い地域に柔軟に対応できます。

 

③C:配送サービスの選択肢を設ける設定→バイヤーにとっての利便性向上

配送サービスを複数使う場合は、バイヤーにサービスを選んでもらうための選択肢を設定できます。

 

配送サービスの選択肢を設けるメリットは

  • 「早く届くが送料が高い」
  • 「配達日数を考慮しないかわりに送料が安い」

など送料に付加価値をつけられることで、より多くのニーズ獲得に効果的です。

 

このような基本の設定方法から始めて、eBayに慣れてきたらビジネスに合った送料設定に変更してみましょう。

詳しい設定方法を知りたい方はeBayの「送料設定例」をご確認ください。

 

次に送料設定のなかでも、送料無料設定と発送除外国設定について解説し、効果的な設定方法も紹介します。

eBayの送料無料設定を活用しよう

eBayの送料は無料設定ができます。

無料の方がより多く販売はできるのですが、同時にデメリットも存在します。

 

適切な判断ができるように、ここでは送料無料のメリットとデメリットを紹介します。

eBay送料無料のメリット

メリット

送料無料のメリットは売れやすいことです。

eBayでは送料無料の商品がページ上位に表示される傾向にあるので、送料は無料にするほうが自身のページへのアクセス数及び成約率は高くなります。

商品をたくさん売りたい場合は、送料を無料に設定しましょう。

eBay送料無料のデメリット

デメリット

送料無料には利益や販売チャンスを失うデメリットもあります。

たとえば高額商品や希少な商品、人気商品は送料に関係なく売れるので、わざわざ送料無料にする必要はありません。

また、商品代金に送料を含めて送料無料とした場合、競合する他のセラーよりも見た目の商品金額が高くなってしまい、結果的に競争に負けてしまうこともあります。

無理に送料無料を設定すべきではなく、状況やバランスを考慮して判断しましょう。

 

eBayの発送除外国設定は基本この2つでOK

eBayでは発送除外国を設定できます。

基本的に発送除外国は少なければ少ないほど販売するチャンスが増えますが、設定した方がトラブルに巻き込まれず、運営上有利になる国があります。

次で解説します。

発送除外国①Japan

日本は発送除外国にしたほうが運営上有利です。

日本からアクセスができないようになり、競合する他のセラーに商品情報をリサーチされづらくなります。

自身の販売機会を逃がさないようにするためにも、日本は発送除外国に設定しておくとよいでしょう。

発送除外国②APO/FPO

もうひとつの発送除外国はAPO/FPOです。

APO/FPOとは米軍基地のこと。

米軍基地は場所によって配送トラブルになりやすいので、トラブル防止のため発送除外国とするほうが無難です。

発送除外国の決定は無理をしない

発送除外国は少ないほうがいいと説明しましたが、海外への輸出であるため配送トラブルは発生しやすいのが現実です。

たとえば、南米やアフリカは配送料金が高く、カナダは配送遅延が多く発生します。

またヨーロッパは配送トラブルが多いという傾向があります。

トラブルへの遭遇を避けたいなら、発送除外国の設定は無理せず、アメリカとアジアだけを配送地域としてもいいでしょう。

 

eBayでの販売を続けていくうちにだんだんと配送トラブルの傾向がわかれば、ご自身にあった発送除外国を決定できるようになります。

【まとめ】ebayの送料を賢く設定してトラブルを防ごう

eBayで販売するうえで送料の設定は重要な項目のひとつです。

送料の要素である配送地域、配送手段、配送料金をしっかりとリサーチし決定することで、自身の販売スタイルに合った送料を設定できるようになります。

ただ送料設定を万全にしても、海外へ輸出するとどうしてもトラブルに見舞われやすいでしょう。

トラブルの対処に追われ、他の仕事に手が回らないセラーの方は大勢いらっしゃいます。

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