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FedExの送り方|個人利用の料金&輸出発送の手順!

FedExはアメリカを代表する大手民間貨物輸送会社です。個人利用はもちろん、個人事業主として、法人利用でも契約が可能。

この記事では混乱しがちなFedExと郵便局の違いや、FedExの料金例、発送と集荷手順を詳しく解説しています。

FedEx特有の手数料についても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

【eBay輸出】FedExと郵便局の違い

FedExも国際郵便も、国を越えた商品のやり取りに欠かせないサービスです。

民間の配送業者であるFedExに対して、郵便局は公的な配送業者という違いがあります。

FedEx

自社で飛行機を所有しているFedExはセラーの自宅または出荷場所まで集荷してくれ、ドアツードアのサービスを提供しています。

輸出国の現地側でもFedExがバイヤーの元まで商品を届けてくれるので、安定したサービスが期待できます。

例:アメリカ向けの場合

FedEx Japan(日本側)→FedEx USA(米国側)

郵便局

国際郵便は国際機関である万国郵便連合のルールのもと、公益事業として日本郵政が運営しています。

自社の飛行機などは持ち合わせていないので、他の荷物と一緒に送られ現地の郵便局に引き渡されます。

利用するサービスによっては、追跡番号が現地国内用の追跡番号に切り替わることがあります。

例:アメリカ向けの場合

日本郵便(Japan Post)→アメリカ合衆国郵便公社(USPS)

例:カナダ向けの場合

日本郵便(Japan Post)→カナダポスト(Canada Post)

【eBay輸出】FedExの料金

FedExの料金は、FedExマイページからログインして見積もることができます。
(サイト:運送料金の計算方法|FedEx 日本

ここでは例として個人利用する場合の、日本からアメリカ向けの料金を紹介します。

商品の重量やサイズ、向け先によって異なりますので必ずマイページから確認してください。

条件

出荷元の国 日本(新宿区)
輸出先の国 アメリカ(ロサンゼルス)
商品サイズ(梱包後) 15cm x 15cm x 20cm(長さ L × 幅 W × 高さ H)
重量 1kg

料金例

サービス 料金
FedEx International FirstR \26,176
FedEx International PriorityR Express \14,599
FedEx International PriorityR \13,936

※個人宅向け
※損害補償なし

FedExの運賃以外の手数料

FedExでは個人利用の場合でも、運賃以外にさまざまな手数料が発生します。

サービスが行き届いている反面、料金が割高なのはいろいろな手数料が発生しているからです。

一部を抜粋して紹介します。

手数料一例
  • 土曜集荷料
  • 土曜配達手数料
  • 署名指定料
  • 個人宅向け配達料
  • 遠隔地手数料
  • 燃油サーチャージ

参考(PDF):ご利用にあたって

【eBay輸出】FedExの梱包資材は無料!

FedExは梱包資材を無料で利用できます。

利用できる梱包資材は以下のとおりです。

包資材
  • エンベロープ(封筒)
  • 再利用可能緩衝材入りパック
  • 再利用可能ラージ・パック
  • 再利用可能エクストラ・ラージ・パック
  • チューブ
  • スモール・ボックス
  • ミディアム・ボックス
  • ラージ・ボックス
  • 10kgボックス
  • 25kgボックス

梱包資材一覧はこちらから確認できます(ログイン不要)

 

FedExの梱包資材の利用方法

FedExの梱包資材を利用するには、以下の2つのステップを踏むだけです。

  1. マイページで希望の梱包材を選び、必要な数量を入力する
  2. 梱包資材を届けてほしい住所や自分の情報を入力する

【eBay輸出】FedExのBtoC割引

FedExには割引制度があります。

個人事業者もしくは法人契約している場合に受けられる割引です。

割引内容については月間の輸出量や荷物の重量によって変動しますので、割引の適用を受けるにはFedExのカスタマーサポートに問い合わせましょう。
(FedExカスタマーサポートはこちら

【eBay輸出】FedExの送り方と書類準備

FedExの商品の送り方と、書類の準備手順を解説します。

流れは以下のとおりです。

流れ
  1. 商品を梱包する
  2. 発送ラベルと書類を印刷する
  3. 集荷を依頼する

商品を梱包する

手持ちの梱包資材またはFedExの無料梱包資材を使って商品を梱包します。

発送ラベルと書類を印刷する

  1. FedExマイページの出荷タブから「今すぐ出荷」を選択する
  2. 荷送人にセラー情報を入力(FedExに会員登録していれば自動で出ます)
  3. 荷受人にバイヤー情報を入力(名前に入力、国情報を選択)
  4. 配送先住所が個人の場合は「配送先住所は個人宅です」にチェックを入れる
  5. 配達オプションを選ぶ(個人住所宛てか、FedEx営業所止め)
  6. 輸送状況など出荷通知が欲しい場合はemailアドレスを入力する
  7. 梱包資材を選択する
  8. 損害補償サービスを付けるか選択する
  9. 商品の数、重量、梱包完了後のサイズを入力する
  10. 送る商品の内容に近いものを選択する

    ・Commercial(商用)
    ・Gift(プレゼント)
    ・Sample(試作品)
    ・Personal Effects(個人の所持品)
    ・Personal use(個人使用品)
    ・Return and Repair(返品または修理品)
  11. 出荷日と利用する料金を選択する
  12. FedExの営業所持ち込みか、集荷依頼で出荷するか選択する※集荷依頼はこのあと行います
  13. 商品詳細、製造国、数量、重量、商品販売価格を入力(フィギアの場合:Figureなど)
  14. HSコード(※)を入力する
  15. インボイスを作成する(入力した情報をもとにコマーシャル・インボイスを作成するを選択)
  16. 電子取引書類のサービスの利用有無を選択する
  17. 任意の項目に記載が必要な場合は入力する
  18. 通関業者の指定(特にない場合はスキップしてOK)
  19. 運賃の請求先を選択する(マイアカウントを選択)
  20. 関税、その他の税金および手数料
  21. サマリーに進む
  22. 入力内容に問題がなければ出荷を確定する
  23. インボイスと出荷用ラベルを印刷する
※HSコードとは、あらゆる貿易対象品目を21個に分類し6桁の数字で表したもので「統計品目番号」といいます。

税関のHPで確認ができますし、FedExのFedEx Global Trade Managerなどのツール内でも確認が可能です。

相手国の輸入通関が遅延する理由のひとつとして、商品内容が詳しく書かれていないことが挙げられます。

商品詳細の書き方が自己判断できないときは、FedExに相談することをおすすめします。

集荷を依頼する

  1. FedExマイページの「集荷依頼と管理」を選択
  2. 集荷先住所を記入する
  3. パッケージ情報、集荷日や時間、向け先の国など必須項目を記入する
  4. 「集荷を完了」を選択すると集荷依頼が完了
  5. 指定日時にFedExドライバーが集荷に来るので、ラベルと荷物を一緒に引き渡す

追跡番号はいつでもマイページから確認ができます。eBayバイヤーへのお知らせも忘れずに行いましょう。

【まとめ】FedExでeBayの商品を発送してみよう!

FedExの料金例、送り方の手順について紹介しました。少し作業が多いように感じますが、慣れてくれば簡単です。

FedExのカスタマーサポートも丁寧に教えてくれますので、どんどん利用していきましょう!

FedExを利用してeBay輸出を軌道に乗せていきたいところですが、忘れがちなのが「税金」です。

越境ECでビジネスをするなら「消費税の還付申告」をする必要があります。eBayビジネスでの消費税の還付申告は、eBayに特化した税理士に相談しましょう。

税理士を探すときに注意していただきたいのは、すべての税理士に得意・不得意があるということ。

タックスボイスでは、eBayに強い経験豊富な税理士を紹介しています。

消費税の還付申告に慣れており、eBayの用語を理解している税理士であればやり取りがしやすいためストレスが少なく済みます。

消費税の還付申請に不安があるeBayセラーは、ぜひこの機会にご相談ください。