Q&A

eBayのMake Offerとは?売上UPにつなげる活用術!

セラー側としてeBay輸出をする上で、「make offer」というものに遭遇することがあると思います。

本記事では、make offerについて

  • そもそも、make offerとは何なのか?
  • make offerの設定方法時の
  • make offerが送られてきた時の対処法

について、eBay輸出を始めたばかりの方にも分かりやすく解説していきます。

 

 

eBayのMake Offerとは

eBayのmake offerとは、「価格交渉」のことを指します。

日本国内では新品アイテムのネットショップで価格交渉を目にすることはありませんよね。価格交渉は主に、「中古を扱うフリマサイトでの話」と捉えている方も多いと思います。

しかし海外のネットショップでは、eBayを含め価格交渉が当たり前のように行われています。

つまり事業としてeBay輸出をするのであれば、make offer機能はとても身近なものになるということを覚えておくと良いでしょう。

eBayのMake Offerが来た時の対処法

eBayのMake offerが来た場合、セラーが取れる行動には以下の3つの選択があります。

①承認する

offer金額で売っても良いと判断した場合は、承認ボタンを押せば取引が成立します。

②否認する

そのoffer金額では売りたくないという場合は、もちろん拒否してもOK。

送料も加味した金額で、損失が出ないように考えてから返事を出すと良いでしょう。

③金額の逆提案を送る

承認・拒否だけでなく、提示されたofferに対して逆提案を返すということも可能です。

例えば、「100ドルの商品を80ドルで売るのは難しいけど、90ドルなら良いよ」という提案の仕方ですね。

バイヤーが他のセラーの方に流出することを防ぐためにも有効ですので、余裕があればぜひ活用していきましょう。

eBayのMake Offer(Best Offer)の設定方法

Make offerは無条件に遅れる・受け取れるものではありません。

事前に設定が必要となりますので、その設定方法についても解説していきます。

基本的な設定

eBayのMake offerの設定は、セラーの商品画面詳細にあるPrice>Best Offerから設定することが可能です。

「Let buyer makes offer,~」部分にチェックを入れると価格交渉が受け付けられるようになります。

逆にこの部分にチェックが入っていないと、バイヤー側からの価格交渉は一切受け入れ無くなってしまいます。

オファー機能を活用したい場合、忘れずにチェックするようにしましょう。

詳細設定変更のコツ

「Let buyer makes offer,~」にチェックを入れただけだと、例えば1ドルなど「出品価格とかけ離れた安すぎる交渉」も受け付けてしまい、その都度確認メールが送られてくることになってしまいます。

これを防ぐために、バイヤー側からのオファーの自動拒否・承認設定をしておくのがおすすめです。

自動拒否・承認設定をしておくと、

  • 安すぎるオファーは自動的に拒否されるため通知が来ない
  • 〇〇円の交渉は即決

というように、ひとつひとつ対応する手間と時間をカットすることが可能。

eBay輸出は扱う商品の在庫が増えていくとともにやるべきことも増えていきますので、このような細かい部分でもシステム化しておくと便利です。
詳細設定変更方法

オファーを受け取る「Let buyer makes offer,~のすぐ下にある2つの項目が、自動拒否・承認設定時に必要な部分となります。

・Autmatically accept offers of at least $
→オファーが来た際、自動承認する金額

・Autmatically decline offers lower than $
→オファーが来た際、自動拒否する金額

商品ごとに設定ができますので、それぞれ相応の金額にしておくのがおすすめです。

金額を入力した後は一番左側のチェックボックスにチェックを入れ、有効な状態にして保存しましょう。

 

Best Offerを設定するのがおすすめのアイテム

多数の商品を取り扱っているセラーだと「ベストオファー設定を全てのアイテムに適応させるのは難しいかも…」ということもあるかも知れません。

その際は、優先順位を決めて設定しておくのが良いでしょう。

同じ商品を扱っているライバルがBes tofferを設定している場合

全く同じ商品であれば、安く出品されているものが売れやすいのは当然です。

バイヤーからのオファーは最安値のオファーに届く傾向が見られるようですので、商品の価格設定自体をいじりながらうまくofferも活用していきましょう。

市場価値が不明な、1点しかない商品

1点ものの商品は、バイヤー・セラーともに市場価格が分かりづらいため値段がつけづらいです。

多少高く設定しておき、送られてきたofferをもとに市場価値を探るというのもひとつの方法でしょう。

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eBayのMake Offerの機能

eBayのMake offer機能は、以下のような機能となっています。

取引をスムーズに進めるためにも、同時に予備知識として知っておくと良いでしょう。

1商品に対し3回までMake Offer可能

バイヤー側からのMake offerは、1商品に対して3回までとなっています。

セラー側から見ると何度もしつこく価格交渉を連打される心配はありませんが、上で紹介したBest offer設定をしておくことで取引をより効率的にすることができますね。

交渉期限がある

offerを受け取ってから2日以内が期限となります。期限切れのofferは無効となり、自動的に拒否が送られることになります。

Make Offerを承認するとその場で自動落札

送られてきたofferをセラー側が承認した時点で自動的に落札となりますので、バイヤー側の安易な交渉がたくさん送られてくることは基本ないと考えてOK。

承認をしたら、速やかに発送の手続きに移りましょう。

Make Offerを活用して、アイテムの販売個数・売上を伸ばそう

今回の記事では、eBay輸出におけるMake offerについて、主にセラー視点で解説をしてきました。

値引き交渉と聞くと「安く買い叩かれているようで嫌だなぁ…」と感じることもあるかも知れません。

しかし、許容範囲での値引き交渉に応じることは結果的に販売個数を伸ばすことになるため、全体で見た時には利益がしっかりと出せることも多いです。

冒頭でも紹介した通り値引き交渉文化が定着している海外ではとくにこの傾向が強いので、make offerはまとめ買い設定のような「販促ツールの一つ」と捉えるのが良いかも知れませんね。

このような機能を有効的に使っていった結果、売上が右肩上がりに伸びるセラーさんも多いです。

そして、どうしても利益について回るのが「税金」や「経理」です。

eBayは海外初のショッピングサイトですが、実は、日本国内にはeBay輸出事業に詳しい税理士さんも多くいらっしゃいます。

  • 自分で経理や確定申告をしようとしたら、全く理解できず困っている
  • 確定申告のための勉強に時間を取られ、セラーの管理まで十分に行き届かない

これらを防ぐためにも早期に税理士さんに相談をし、自分自身は最大限eBay輸出事業に専念できるという環境を整えるのが良いでしょう。

タックスボイスでは、eBayに強い税理士さんを紹介しています。