発送

Item returned from import Customsとは?どういう配送状況?

商品の追跡をしていたら「Item returned from import Customs」と表示された!めんどうな手間が増えるの?

リターン(return)という文字を見て「返品か!?」とびっくりしてしまうかもしれません。

安心してください。
意味をしっかり理解すれば怯える必要はありません。

この記事では「Item returned from import Customs」の意味、なぜこの配送状況になるのか、よくある配送状況の例をご紹介します。

税関検査で足止めされないためのコツなども紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください!

 

 

【eBay】Item returned from import Customsの意味

「Item returned from import Customs」は荷物が相手の国の通関手続きを完了し、輸送会社に引き渡されたことを意味します。

必ずしも「税関で検査された」という意味ではありません。

リターン(Return)や税関(Customs)という文字で驚いてしまうかもしれませんが、「税関チェックが終わって次の配送プロセスに移っていますよ」という通知ですのでポジティブにとらえましょう。

【eBay】Item returned from import Customsの後の流れ

配送状況が「Item returned from import Customs」の次のステップは、税関を出たあとに最終届け先住所の最寄りにある配達施設に発送されます。

最寄りの配送施設で地域の郵便局に配達するために仕分けされます。その後、最終目的地に商品が届けられます。

アメリカの場合だと国土が広いため、国内の配送施設を複数経由することもあります。

DHLやFedExのような運送業者を利用した場合も同様です。

DHLやFedExなどの輸送会社は税関から荷物を受け取り、自社の施設やネットワークを通じて配送の手配に移ります。

【eBay】Item returned from import Customsが続く場合

商品がセラーの手を離れたあとは、基本的に商品到着まで何もする必要はありません。

しかし荷物の配送状況が数日間「Item Returned From Import Customs」のままで止まってしまっている場合は、複数の手段を取ることが可能です。

届け先の国の運送会社に連絡する

「Item returned from import Customs」の表示が数日間表示されている段階は、すでに現地の運送会社が商品をスキャンし現在の場所を把握しているはずです。

追跡番号を添えて最新の配送状況を問い合わせてみることができます。

英語が苦手な場合は、日本法人に連絡して様子を教えてもらうことも可能です。

追跡サービスで荷物の配送状況を確認する

追跡番号を複数の追跡サイトで確認してみる方法です。

Tracking aftershipの使い方|複数の荷物を一括で追跡しよう!eBay輸出業では、商品が売れたら発送して商品が無事に購入者の手元に届くまでを確認しなくてはいけません。しかし追跡状況の対応に追われていては、それだけでかなりの時間がかかってしまいます。そこでおすすめなのが、複数の荷物の配送状況をまとめて確認できるaftership(アフターシップ)。この記事ではaftershipについて解説していきます。 ...

追跡状況は以下のサイトからそれぞれ確認できます。

  • EMSや国際郵便を利用した場合:日本郵便
  • FedexDHLなどの民間輸送会社:各公式サイト
  • 17Track:国際郵便・民間の配送業者に関わらず検索が可能

こちらから海外の郵便局のサイト一覧がチェックできます。

 

【eBay】なぜ税関で引っかかるの?

「Item returned from import Customs」は「相手国側で輸入通関が完了したよ」というお知らせです。

「税関に引っかかった!」と慌てなくて大丈夫ですが、そもそもなぜ税関で引っかかるのでしょうか?

税関検査はランダムに行われるのが一般的ですが、書類に不備があるとそれを理由に税関検査される可能性が高まります。

国によっては荷物を開封してチェックされる場合も。

書類に記載した商品の情報に誤りがなければ、問題なく通関することがほとんどです。

【eBay】税関で引っかからないようにするには?

税関検査はランダムなのでセラーがコントロールできるものではありませんが、予防策として「商品サイズや重量、内容、金額など間違いがないように記載する」ことです。

過去に書類の不備が原因で荷物検査を受けたことがある場合は、税関で引っかかりやすくなる場合もあります。

日本の運送会社に引き渡す際の通関書類に、不備がないようにダブルチェックすることを心がけましょう。

【eBay】よくある配送状況

Item returned from import Customs(税関検査を完了)以外でよくある配送状況を紹介します。

輸出国の郵便サービスによっては表示名が異なる場合がありますが、似たような意味ですので参考にしてください。

ここではeBayの主な輸出先であるアメリカの郵便サービス、USPSでの配送ステータスの例です。

状況 意味
Acceptance 日本の郵便局で荷物が受理された
Processed Through Facility アメリカ側に荷物が到着した
Inbound Into Customs 税関検査のため商品が税関へ提示されている
Inbound Out of Customs 税関検査ののち通関が完了した
Arrived at USPS Regional Facility USPSの区分施設に荷物が到着した
Departed USPS Facility USPSの区分施設を出発した
Arrived at Post Office 最終向け地の最寄り郵便局に荷物が到着した
Notice Left (No Authorized Recipient Available) 荷受人が不在のため、不在票を残して荷物を持ち帰った
Delivered, Left with Individual 配達完了

【まとめ】Item returned from import Customsの通知は冷静に!

「Item returned from import Customs」の意味や、その後の配送ステップについて解説しました。

「通関」「税関」「リターン」などの言葉が出てきてドキドキしてしまうかもしれませんが、意味がわかれば安心ですね。

eBay輸出実績を積み重ねていくとこのような見慣れない配送状況が表示されることがありますが、冷静に対処していきましょう!

さてeBayビジネスをどんどん軌道に乗せていきたいところですが、忘れがちなのが「税金」です。

越境ECでビジネスをすると関係してくる税金、それは「消費税の還付申告」です。

「消費税の還付申告?」という人は、税理士に相談することを強くおすすめします。

税理士を探すときに注意していただきたいのは、すべての税理士に得意・不得意があるということ。

eBayビジネスでの消費税の還付申告は、eBayに特化した税理士に相談しましょう。

タックスボイスでは、eBayに強い経験豊富な税理士を紹介しています。

消費税の還付申告に慣れており、eBayの用語を理解している税理士であればやり取りがしやすいためストレスが少なく済みます。

消費税の還付申請に不安があるeBayセラーは、ぜひこの機会にご相談ください。