FedExの補償制度を知りたい！
FedExを使っているeBayセラーにとって、破損や紛失の事故はできるだけ遭遇したくないものですよね。
FedExでは破損・紛失について補償する制度がありますが、申立ての期限が決まっています。
破損の状態によっては補償対象にならない場合もあるなど、FedExを使う上で知っておくべき補償内容を解説しています。
破損・紛失に備えて事前にできる対策も紹介していますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
【eBay輸出】FedExの補償制度
FedExの破損・紛失に対する補償制度は以下のいずれかです。
- 1貨物当たり100米ドル（約13,000円/1ドル＝130円で計算）
- 容積重量1キログラム当たり20.00米ドル（約2,600円/1ドル＝130円で計算）
上記いずれかの大きい金額が上限です。
同じ民間の運送会社DHLに比べると、大きい金額で補償してくれる点は良心的と言えます。
FedExの補償額の例
わかりやすいように容積重量(kg)別で例を挙げます。
≫ 5,000円相当の商品の場合
1貨物当たり100米ドル（約13,000円/1ドル＝130円で計算）
or
- 容積重量1kgだと・・・1kg × 20 米ドル × 130円/米ドル = 約2,600円
- 容積重量2kgだと・・・2kg × 20 米ドル × 130円/米ドル = 約5,200円
100米ドル以下のアイテムが1つだけ破損したような場合であれば、ほぼFedExの補償制度でカバーされます。
高額商品の場合は、いつもより厳重な梱包で破損を防ぎましょう。どうしても心配な場合は、別途保険を掛けることを検討してください。
【eBay輸出】FedExの保険
残念ながらFedExは無料・有料に関わらず、貨物保険のサービスを提供していません。
保険を検討している場合は、別途保険会社や保険代理店と契約を結ぶ必要があります。
【eBay輸出】FedExで破損・紛失があった場合の対処法
FedExで破損・紛失があった場合の対処手順を紹介します。
eBayバイヤーから破損の連絡があったら、速やかに以下の手順で補償手続きを開始してください。
配達完了から21日以内にFedExに連絡をする
FedExで破損が発生した場合、商品が配達されてから21日以内にFedExのカスタマーセンターに連絡しなければなりません。
また全ての関連書類は配達完了日から9カ月以内に提出する必要があります。
紛失（誤配送や未着）の場合は、eBayセラーがFedExに荷物を受け渡した日から9カ月以内に申請をする必要があります。
FedExへの連絡方法は3つ
FedExへは以下の3つの方法いずれかで連絡を取ってください。急ぎの場合は取り急ぎカスタマーサポートに電話をしましょう。
いずれの場合にも追跡番号とFedExのアカウント番号を控えておいてください。
- Webページ（FedEx.com/ja-jp/customer-support.html）の問い合わせで破損があったことを連絡し、申立書を作成・提出する。
- カスタマーサポート（電話番号：0120-003200または043-298-1919）に電話する。
- メール（E-mail：jpcsl@FedEx.com）で連絡をする。
参考（PDF）：フェデックス（FedEx Express）クレーム申立てのご説明
必要書類をそろえる
補償を受けるための必要書類をそろえましょう。
- 送り状の控えまたはコピー
- 商品の価額を証明するための関連書類全て（例：仕入先からの請求書や領収書、支払い証明が表示される最終確認画面、またはその他の該当する文書など）
- その他、FedExから要求された書類
申立書に記入し関連書類と一緒に提出
FedExの専用申立書に破損状況に関する詳細を記入して、メールで提出します。
返金手続きには1～3カ月かかることが多いため、eBayバイヤーへの返金手続きや再発送手続きも同時進行で進めておきましょう。
【eBay輸出】FedExでは破損があっても補償されないことがある
FedExでは梱包に破損が確認されない場合は、補償されないこともあるようです。
例えば梱包は問題ないのに内容物のみが破損している場合は、FedExに申立を行っても補償されない可能性があるということです。
補償されるかどうかわからない場合でも、破損状態のわかる写真を添えて必ずFedExに連絡をしましょう。
【eBay輸出】FedExでの破損・紛失に備えてできること
商品と梱包完了時の写真を残しておく
発送時には商品や外装が破損していないことを証明するためにも、商品に問題がない状態がわかる写真と梱包状態を撮影しておきましょう。
配送ラベルについてもあらかじめ破れや汚れがないことを証明するために、記録として写真を残しておくと安心です。
特徴的な梱包にする
紛失された場合に少しでも見つかる確率を高めるために、特徴的な梱包状態にしておくといいでしょう。
会社のロゴを印字した梱包材を使ったり、色の付いたテープを貼ったりすると他の荷物と差別化できます。
eBayバイヤーだけの力で盗難を防ぐことは難しいですが、FedExの配送センターやトラックの中に埋もれてしまっている場合は見つかりやすくなるかもしれません。
商品紹介欄やeBayバイヤーとのメッセージに注意書きをしておく
破損などがあった場合に速やかにFedExとやり取りができるように、eBayバイヤーに破損状態がわかる写真を撮影しておいてもらいましょう。
（例文）
Please kindly inform us with pictures in case you find any damages.
Kindly keep the damaged package and product as they are as much as you can.
（日本語訳）
破損を発見された場合は、お手数ですが写真を添えて弊社までご連絡ください。
また破損したパッケージや商品はできるだけそのままの状態で保管してください。
苦肉の策ではありますが、事前にできることとして試してみてください。
【まとめ】FedExの破損・紛失に関する補償制度を理解してeBayビジネスを伸ばしていこう！
FedExの補償制度についてご紹介しました。
破損や紛失に対する補償を受けるには商品が配達されてから21日以内の連絡と、9カ月以内の書類提出が必要なことを覚えておきましょう。
万が一のトラブルに備えて、事前に補償制度の内容を理解しておくことが重要です。
eBay輸出をどんどん軌道に乗せて売上アップを狙っていきたいところですが、忘れがちなのが「税金」です。
越境ECでビジネスをすると関係してくる税金、それは「消費税の還付申告」です。「消費税の還付申告？」という人は、税理士に相談することを強くおすすめします。
税理士を探すときに注意していただきたいのは、すべての税理士に得意・不得意があるということ。
eBayビジネスでの消費税の還付申告は、eBayに特化した税理士に相談しましょう。
タックスボイスでは、eBayに強い経験豊富な税理士を紹介しています。
消費税の還付申告に慣れており、eBayの用語を理解している税理士であればやり取りがしやすいためストレスが少なく済みます。
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