eBayで直接取引をするメリットデメリットは?
eBayの利用には手数料がかかります。
「もしeBayでバイヤーと直接取引ができたら…」と運営者なら一度は考えたことがあるでしょう。
しかしeBayでの直接取引はそのメリットよりも、リスクが大きすぎてあまりおすすめできません。
この記事では、eBayにいるバイヤーと直接取引をするメリットとデメリットを紹介します。eBayを使って、直接取引をしたいと思っているセラーはぜひ最後までご覧ください。
eBayで直接取引をする3つのメリット
eBayで集客したバイヤーと、直接取引をするメリットは3つあります。
それぞれ確認していきましょう。
merit1.eBayの手数料を払う必要がない
eBayを通さず直接取引をする一番のメリットは、eBayに手数料を払う必要がないことです。
eBayの手数料は売上の約10~15%と割高です。
セラーはその手数料分をeBayに払わず利益として手元に残すことができます。
もしくは手数料分を割引すれば相場より安く売ることができ、リピーター獲得にも繋がります。
merit2.バイヤーから多くの注文がもらえる
直接取引でバイヤーのニーズに個別に対応していると、バイヤーから注文を多くもらえることもあります。
加えて、手数料分安く商品を提供できるので、注文は増えていく可能性が高いでしょう。
安価な価格でeBayにてバイヤーを集客できれば、営業は必要ありません。次々と新しいバイヤーとの取引ができるのは魅力です。
merit3.商品リサーチをしなくていい
バイヤーと直接取引をしていると、欲しい商品を直接依頼されるようになります。
セラーはその依頼に応じるだけなので、出品のためのリサーチをする必要がありません。
リサーチや出品作業の手間を省けることは、セラーにとって魅力的です。
eBayで直接取引をする5つのデメリット
eBayのバイヤーと直接取引をするデメリットを確認しておきましょう。
5つのデメリットを紹介しますが、どれも大きなリスクを伴うものです。すべてチェックして直接取引のデメリットとリスクを十分理解してください。
demerit1.eBayは直接取引を禁止している
eBayでは、ポリシーでeBay外での売買を禁止しています。
eBayのサイトでは、次のように説明しています。
eBay外での売買オファーは許可されていません。また、購入者と出品者は、eBayでの取引完了前に、Eメールアドレスや電話番号などの連絡先情報を共有することはできません。
他のeBayメンバーと連絡を取り、eBay外での購入について話し合うことは、購入者と出品者双方に詐欺のリスクがあります。また、購入者と出品者の両方がeBayの保護プログラムの対象外になることを意味します。
eBay内での取引にはeBayの保護プログラムがあるので、万が一のトラブルにはeBayも対応してくれます。
demerit2.直接取引違反者には重いペナルティ
直接取引をするためには、eBayのメッセージを使ってサイト外への誘導が必要です。
もし誘導したことがバレると、サスペンドつまりアカウントが凍結され、永久にeBayで活動できなくなります。
直接取引はたった1回の取引でも、今まで積み重ねたeBayでの評価や実績をすべて失ってしまいます。そのリスクがあることを、理解しておきましょう。
なお、メッセージはeBayの運営がチェックしているので、ポリシー違反はすぐにわかってしまいます。
demerit3.連絡先入手は簡単ではない
直接取引のためにバイヤーの連絡先を手に入れることは、簡単ではありません。
eBayのメッセージでは、連絡先を交換できない仕様になっているからです。
苦労して連絡先を手に入れる価値はありますが、そこに使う時間と労力をeBayでの運営に使ったほうが、直接取引のメリット以上に稼ぐことができるでしょう。
demerit4.商品代金の受け取りも自分で手続きが必要
直接取引をすれば、eBayでのお金のやり取りができないので、他の決済方法を自分で見つけなければいけません。
決済は、銀行間の外貨送金やペイパル(PayPal)を利用する運営者が多いようです。
お金のやり取りはトラブルになりやすく、ひとたび起きれば大打撃を食らいます。
ビジネスとして、決済方法が確立していないのは大きなデメリットです。
demerit5.トラブルがあってもすべて自己責任
売買取引には、常にトラブルの可能性があります。
eBay上での取引であればeBayのポリシーにしたがって解決したり、eBay運営に相談することもできるでしょう。
しかし直接取引では、トラブルはすべて自己責任で処理しなくてはいけません。
たとえば依頼された商品を発送した直後、バイヤーと連絡が取れなくなり代金をもらえないというトラブルも起こりえます。
相手は一般消費者なので、前払いのお願いなどもしづらくリスクヘッジしづらいのが直接取引の現実です。
eBayの直接取引はしない!3つのポイント
「eBayでの直接取引はしない」といくらセラーが気をつけていても、別の外的要因で直接取引をせざるを得ないパターンがあります。
ここでは、直接取引から距離を置く3つのポイントを紹介します。
①eBay内で連絡先を送らない
eBayのメッセージで、連絡先やサイト外へ誘導するようなURLは送らないようにしましょう。
たとえバイヤーから教えてほしいといわれても、絶対に送ってはいけません。
eBay内でのやり取りはeBayの運営がチェックしているので、連絡先を送った時点でペナルティをうけることがあります。
「連絡先ぐらいなら」と安易な気持ちで送ってしまわないように注意してください。
②バイヤーからの直接取引に応じない
バイヤーから直接取引を依頼されることがありますが、応じてはいけません。
ただし、断り方に注意しましょう。直接取引がハイリスクな禁止行為だと、知らないバイヤーかもしれないからです。
このとき「直接取引をすればセラーだけでなくバイヤーにも迷惑がかかるから断りたい」と、はっきりと伝えるのが大切です。
ただし、もしかしたらその顧客が優良顧客になる可能性もあります。そのため断りをいれるにしても、丁寧にお伝えする方がいいでしょう。
③eBayでは直接取引以外で売上を増やす
大きなリスクを負って直接取引をするよりも、eBayで売上を増やす対策をするほうが効率的に長期にわたって稼ぐことができます。
まずは出品ページの改良やリサーチに時間を使いましょう。またリピーターを増やすこともeBayの運営が安定するコツです。
リピーターになってもらうには「またこのセラーから買いたい」と思わせることが大切。
対応や梱包を丁寧に行うことは基本ですが、商品にノベルティやオマケを同封すると他のセラーと差別化できます。
直接取引をするよりも、eBayで稼ぐ方法を考えるほうが賢明でしょう。
【まとめ】eBayの直接取引はリスク大!eBay内で稼ごう!
eBayでの直接取引は、eBay内のポリシーで禁止されています。破れば、サスペンドやトラブルに遭遇する可能性が高くなるでしょう。
もしeBayを使って儲けたいなら、トラブルに見舞われる時間を少なくして、時間を少しでも確保してください。
雑務の多いeBayビジネスでは、時間があればあるほど有利になるからです。
少しでも時間を確保するためのコツは、直接取引から遠ざかることに加えてアウトソーシングの活用がおすすめ。
たとえば、税金や経理作業のアウトソーシング先の1つに「タックスボイス」はいかがでしょうか?
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eBayで儲けたい気持ちがあるなら、ぜひ利用を検討してみてください。